で、結局?となってしまう。その性急さがよくないのはわかっているが・・・
(ネタバレ)中国から逃れてプサンに来た女ソン。ソンの夫殺しの完全犯罪を見抜きそうになりながらソンに好意をもったためにあいまいに自殺として処理した刑事ヘジュン。しかし、すべての証拠を処分した後になってソンが殺したことに気づくヘジュン。ソンへの好意と刑事としての矜持の板挟みからヘジュンはソンから離れていく。
ソンはヘジュンに再会するために、悪徳投資コンサルタントの妻となりその夫がヘジュンの新しい管轄地で投資家に殺されるように仕組む。ヘジュンはソンの夫の死をヘジュンが直接手をくだしたものとして捜査するが・・・といったあたりから、何が言いたいのかよくわからない映画になってしまう。ソンが最後に自殺するのはなぜ?
サスペンスかと思えば、メロドラマ。メロドラマと思えばサスペンス、振り回されて結局なんだったのか?その「なんだったのか感」を楽しむ映画なのかも。
プサンやイポ(架空の原発のある海辺の町)の風景が美しい。(Amazon Prime・2023キネ旬外国映画第7位)