1週間、1日、1時間、3つの時間スケールが・・・
4月はC・ノーラン月間。3作目は2017年の「ダンケルク」。第二次大戦初期のヨーロッパからイギリスへの40万人の撤退で有名(まあ、ノルマンジーの逆バージョン)な出来事。これをノーランが映画にするとこうなる!
撤退する大多数の兵隊の時間軸は1週間、イギリスの海岸から民間船舶が救助に向かう時間軸は1日、空軍のスピットファイアの戦いは1時間、その時間軸が交わることで、常にクライマックス状態。息つく暇がないま終幕を迎える。
この構成はすごい。感動がどうのこうのという映画ではないけれど、とにかくくぎ付けになってしまう。時間軸の魔術師!(Amazon Prime・キネ旬2017年外国映画4位)